2012年2月26日日曜日

Android NDK, r7bのセットアップ(Cygwin未使用版)

2013/8/31追記
r9でインストールし直しましたのでそちらも参考にしてください。


AndroidNDKを1年ぶりに使おうと思ったら、結構変わっていたのでインストールしなおしました。
このブログはその手順です。

環境は

PC:Windows7 64Bit
AndroidSDK:r16
ADT:16.0.1
Eclipse:Indigo Service Release 1
です。

1.NDKダウンロード
AndroidDeveloperのNDKのページからダウンロードします。

2.解凍
適切な場所に解凍します。SDKがC:\Users\ユーザー名\にインストールされているので同じ所に置きました。 例としてC:\Users\username\android-ndk-r7b とします。

3.パスを通す
マイコンピュータを右クリックして「プロパティー」を開く。
「システムの詳細設定」を選んで「システムのプロパティー」を開く。
「環境変数」を選んで「環境変数」を開く。
「システム環境変数」の「Path」を選んで「編集」をクリックし、編集する。
「;C:\Users\username\android-ndk-r7b」を追加する。

以上で完了です。以前はCygwinをインストールしていましたが、今は不要です。

さっそく、サンプルを動かしてみます。

1.サンプルのコピー
NDK付属のサンプルを使います。
C:\Users\ username \android-ndk-r7b\samplesにあるsan-angelesで試してみます。
san-angelesをd:\にコピーします。

2.プロジェクトを開く
Eclipseを起動して「ファイル」の「新規」の「Androidプロジェクト」を開く。
「新規Androidプロジェクト」のウインドウが開いたら「外部ソースからプロジェクトを作成」を選んで、「ロケーション」でd:\san-angelesを選ぶ。
ターゲットビルドに4.0.3を選んで「完了」する。

3.動作確認(ビルド前)
まずは、NDKがビルドされていない状態で実行してみる。
実行するとエラーで強制終了されます。

4.NDKビルド
DOSプロンプトを開いてプロジェクトの場所へ移動する。
C:\>d:
D:\>cd san-angeles
D:\san-angeles>

ビルドする。
D:\san-angeles>ndk-build
"Compile thumb : sanangeles <= importgl.c
"Compile thumb : sanangeles <= demo.c
"Compile thumb : sanangeles <= app-android.c
SharedLibrary  : libsanangeles.so
Install        : libsanangeles.so => libs/armeabi/libsanangeles.so
これで完了。

5.動作確認(ビルド後)
Eclipseで「プロジェクト」の「クリーン」でリビルドする。
実行すると、3Dのサンプルが起動します。


今回は画像なしです。


以上。


/* 3/2 追記 */
Eclipse上で自動でビルドさせる方法を書きましたので、こちらも参考にしてください。
Android NDKをEclipseでビルドする


/* 3/6 追記 */
会社でインストールしたとき、うまく動かなかった。
ビルドしたら、Cygwinが干渉しているようだったので、Cygwinを削除して動くようになりました。